ブリジット・ジョーンズの日記

Bridget Jones's Diary

Sharon Maguire / Renee Zellweger,Colin Firth,Hugh Grant / 2001

★★★

あまり出来はよくないが歴史に残るか

 監督のシャロン・マグアイアはこれが初監督作品のようだ。ヘレン・フィールディングの人気を呼んだ原作の映画化。

 後世の人のために説明しておくと、この映画で主人公のブリジットを演じているレニー・ゼルウェガーは、世紀の変わり目のアメリカ人女優としては一線を越えた太り方をしている。彼女はこの役のために敢えて体重を増やしたという。つまり、本作はロバート・デ・ニーロの『レイジング・ブル』、ラッセル・クロウの『インサイダー』のようなものなのだが、女優にとってこの挑戦の意義は段違いに大きい。これだけでも本作は歴史に残るだろう。

 それ以外の点ではあまり大した映画ではなく、標準よりちょっと上のロマンティック・コメディ。原作は少女マンガの「ラブコメ」そのもので(私は途中で挫折した)、日本人には素直に受け入れられるだろうけれども、本家の英国とアメリカでは、少女マンガ文化の洗礼を受けずに30代になってしまった独身女性たちに大きな衝撃を与えたということなのだと思われる。

 コリン・ファース演じるマーク・ダーシーは、もともと英国のTVドラマ『高慢と偏見』(1995)にMr. Darcy役で出演していたコリン・ファースその人をベースにして作られたキャラクターだったとのこと。つまり最初から「はまり役」であってしかるべき役なのだが、どうも不完全燃焼。チャラチャラした男を演じるヒュー・グラントの方が見せ場が多く、得をしていたという印象がある。コリン・ファースの婚約者の役でエンベス・デイヴィッツが出ている。

 DVDに入っている未収録シーンは、いずれも本編に入っていればそれなりの効果を発揮していただろう。もったいないと思ったが、時間の計算を間違えたのか?

 なお、たまたま続けて見た『恋は負けない』の項も参照。

2002/4/25

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