バレンタイン

Valentine

Jamie Blanks / David Boreanaz,Denise Richards,Marley Shelton,Katherine Heigl,Jessica Capshaw / 2001

★★

きっちり仕事はしている

 監督のジェイミー・ブランクスは『ルール』の人。本作はその次の作品ということになる。

 小学校のときにいじめられた少年が成人して、自分を冷たくあしらった美女たちを殺していくというスラッシャー映画。私は『ルール』に★1つという非常に低い点を付けたのだが、いまから考えるとナターシャ・グレグソン・ワグナーとタラ・リードの2人をちゃんと撮っているという点を評価すべきだった。本作はデニース・リチャーズを初めとする20代前半のきれいな女優さんを取りそろえて1人ずつ死なせていくという基本的に同じスタンスの映画。

 やはり映画としてはぜんぜん面白くないのだけれども、とりあえずデニース・リチャーズを水着姿にして殺すという、本作を見る観客が期待するであろうシーンをちゃんと押さえている。それ以上のものが少しでもあれば得をした気になれるということで。主役のマーリー・シェルトンは『プロポーズ』でレニー・ゼルウェガーの妹を演じて非常に良かった人。ちょっとロンパリ気味なところが面白い。お金持ちの娘を演じるジェシカ・キャプショーはケイト・キャプショーの娘。デニース・リチャーズのルームメイトのジェシカ・コーフィールは『ロード・トリップ』で、エイミー・スマートが間違えて訪ねていく女性を演じていた。

 このジェイミー・ブランクスという人は女優の趣味がよく、その彼女たちを美しく撮るという基本的に正しい態度を持っているということは認めざるをえない。スラッシャー映画にそれ以外の存在意義はないわけで。

2002/5/6

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