ノッティングヒルの恋人

Notting Hill

Roger Michell / Julia Roberts,Hugh Grant / 1999

★★

ちょっとたるいか

 ロジャー・ミッシェル監督。ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが主演するロマンスもの。脚本が『フォー・ウェディング』のリチャード・カーティスであるというコンテキストで論じられることが多いようなんだが、この人が『ビーン』の脚本と製作総指揮もやっていると聞くとそういうのも萎えるんではなかろうか。

 ジュリア・ロバーツがアメリカの大女優で、ヒュー・グラントが冴えない書店を経営する英国人。この二人の間に芽生えた恋を描く。ヒュー・グラントの周囲の英国人たちがよくできた英国映画のように教科書的に上手く描かれているのに対し、ジュリア・ロバーツが何とも捉えどころがない。この場合の仮想的な目標は『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンということになるのだろうし、クライマックスとなる記者会見のシーンは『ローマの休日』を意識しているように思った(特にジュリア・ロバーツの表情など)。

 全体として話の論理が先行して、映像がそれについていっていないダルい映画という印象を受けた。テレビ的というべきか、平板な映像。

1999/11/5

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