ドラキュリア

Dracula 2000

Patrick Lussier / Jonny Lee Miller,Justine Waddell,Gerald Butler,Jennifer Esposito,Christopher Plummer,Omar Epps / 2000

★★★

最初のうちは素晴らしい

 監督のパトリック・ルシェールは、製作のウェス・クレイヴン組の脚本家のようだ。原題が"Dracula 2000"、英国でのタイトルが"Dracula 2001"で、日本でのローマ字タイトルが"Draculea"。映画の中でクリストファー・プラマーは、たぶん1回だけ「ドラキュリア」と発音している。

 ドラキュラが現代のアメリカに蘇る。この映画、初めのうちはいい雰囲気で、かなり盛り上がる。久しぶりにホラー映画を見て怖いと感じたぐらいだった。しかし残念なことに、ジェラルド・バトラー演じるドラキュラその人が登場し、ヒーローのジョニー・リー・ミラーがストーリーに絡んできた後は、全体的に質が低下し、最後の方は茶番になり果てた。この2人を別の役者に交換するだけでずいぶんと救われたんではないかと思う。

 吸血鬼ものとしてのロジックは不徹底。というよりも、たぶん既存のロジックの裏をかくことを意図しているのだと思うが、その裏のかきかたも大したことがないので、どちらにせよ不満が残る。ヴァン・ヘルシング役のクリストファー・プラマーは貫禄たっぷり。ヒロイン役のジャスティン・ワデルは、エピックものが似合いそうな顔立ちで、今後大いに期待。ヴァン・ヘルシングの秘書としてジェニファー・エスポジート、泥棒としてオマー・エップス。

 それにしても、吸血鬼はマーシャル・アーツが得意だという設定はいつ生まれたのだろう。『ブレイド』でそうとうな違和感があったことを覚えているのだが。

2002/5/14

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