Glad Rags to Riches

Glad Rags to Riches

Charles Lamont / Shirley Temple / 1932

★★★★

変態としか言いようがない

 1932年のシャーリー・テンプル主演の短編映画。監督のチャールズ・ラモントは、40〜50年代にアボット&コステロの凸凹シリーズをいくつか作った人である。『アメリカン・ショート・ショート2000 スペシャル・セレクション』というDVDに収録されていたのを見た。アメリカン・ショート・ショート・フィルムフェスティバル(ASSFF)は日本で開かれている短編映画祭だそうだが、いやぁ、このDVDに収録されている作品がひどいものばっかりで(優勝作品もそうとうひどい)、この1932年の旧作が結局は一番良いんである。なんとかならないものだろうか。

 シャーリー・テンプルは1928年生まれなので、本作の撮影時は4歳。1932年は彼女が映画デビューをした年だ。私がこれまでに見たこの人のもっとも古い映画は、おそらく1934年の『紐育の口笛』"Change of Heart"だと思うので(自信なし)、それよりも2年早いことになる。6歳と4歳は大きな違いである。

 本作は『ダウンタウン物語』(1976)の幼児版というべきか、『ベイビー・トーキング』の特撮なし頽廃版というべきか。シャーリー・テンプルが演じるのは、ナイト・クラブの歌姫"La Belle Diaperina"、すなわち「おむつ美女」。お店で歌ったり踊ったりして、腹黒いオーナーに借金を返している。その彼女を恋人が探しに来て、用心棒に店からつまみだされるが、警察官たちの助けを借りて、キーストン・コップ的なアクションの後に無事奪回する。そして、これをすべて、おむつをつけた幼児が演じている。大人は一人も出てこない。

 いやあこれは強力ですわ。衝撃を受けました。

2002/6/9

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