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Mark Osborne / Clay Animation / 1998

★★★★

高品質だが古いか

 『アメリカン・ショート・ショート2000 スペシャル・セレクション』で、シャーリー・テンプルの『Glad Rags to Riches』の次に良かったのがこれ。6分の長さのクレイ・アニメーション。1998年度のアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされた。

 大企業に搾取される単純労働者を描いた『モダンタイムズ』的なモチーフ。アニメーションの質が非常に高く、IMDBでは9.0という高い得点を獲得している。ケチのつけどころがない完成度だ。ただし、このモチーフはやはり古いし、教条主義的な押しつけが鼻につく。このDVDに収録されている作品群を見て驚いたのは、いずれもオチが非常に古いというか、捻りがなさすぎることだった。せっかくクリエイティブな映画を作るチャンスがあるのに、普通の商業的劇場映画よりも単純素朴なことをやっていてどうする、と言いたくなった。もちろん、短編であるがゆえの制限はあるとは思うものの、この映画だったら1.5倍の長さにしても9分なわけで。

 まあしかし、このマーク・オズボーンという人には要注目ということで、ここで取り上げておく。

2002/6/9

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