ブレイジング・パーク

Adrenalin

Dominique Othenin-Girard / Til Schweiger,Geno Lechner,Ralph Herforth / 1996

★★★

平凡ではあるが

 ドイツのTVムービー。監督のドミニク=オセニン・ジラールは、『ハロウィン5/ブギーマン逆襲』(1989)とか『オーメン4』(1994)の人である。日本で流通しているビデオ/DVDは、残念ながら英語吹き替え版。

 元刑事と女テロリストの戦い。ドイツのTVムービーとしては標準以上の出来だが、特にどこがいいというわけでもない。ティル・シュヴァイガーの主演作だということがなければ、日本には入ってこなかっただろう。

 ティル・シュヴァイガーにとっては、『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(1997)の1年前の助走期間にあたる。吹き替えだったせいもあるのかもしれないが、演技にはところどころアーノルド・シュワルツェネッガーに匹敵するような大根なところがある。こうやって見ると、たしかにこの人は成長しているようだ。

 邦題の『ブレイジング・パーク』は、クライマックスが遊園地で展開するところからきている。しかし、この設定には根本的な問題がある。テロリストたちは、翌日、遊園地にやってくる予定の重要人物を殺害するために爆弾を仕掛けにきているのだが、その過程で、そこらに停めてあったオートバイや車を派手に燃やしたりする。そういうことをすると、重要人物の来園は取りやめになるかもしれない、と考えなかったのであろうか。

2002/7/7

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