バンディッツ

Bandits

Barry Levinson / Bruce Willis,Billy Bob Thornton,Cate Blanchett,January Jones / 2001

★★

中途半端

 バリー・レヴィンソン監督作品。1997年のドイツ映画の『バンディッツ』は、原題・邦題ともに同じ。ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェットの3人が銀行強盗を働く。

 私はバリー・レヴィンソンの初期の監督作品、たとえば『ダイナー』(1982)、『ナチュラル』(1984)、『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』(1985)などは好きだったのだが、1988年の『レインマン』あたりからダメになってきた。この映画メモで取り上げている『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』(1997)と『スフィア』(1998)は駄作と呼んでいいと思うし、本作はこれらと同じレベルの失敗作だと思う。この3作には、「濃い演技」をする役者を複数集めてくれば、脚本の練りが中途半端であってもクールな映画が作れるだろうという発想がある。

 本作のブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェットは、それぞれ「ちょっとクレイジーな、でも魅力のある変人」というステレオタイプの物凄く安っぽいバージョンを演じている。これは必ずも映画だけのせいではなく、どの役者もそのようなステレオタイプを演じるのが好きな人々なんだと思われる。

 本作の唯一といってよい収穫は、最後の方でグループに加わる女性を演じているジャニュアリー・ジョーンズ。

2002/8/2

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