ユニコーン 奇跡の航海
Voyage of the Unicorn
Philip Spink / Beau Bridges,Chantal Conlin,Heather McEwen / 2000
★★
やはりダメなものはダメ
監督のフィリップ・スピンクには、『犬いなる遺産』"The Duke" (1999)という作品がある(「大いなる遺産」のミススペルではない)。
『ビーンストーク ジャックと豆の木』が面白かったので、ファンタジーのTVミニシリーズということで手を出してみたのだが、やはりダメなものはダメであるということを再確認した。子供向けのお伽噺なんだから、あまり堅いこと言うなという向きもあるかもしれないが、子供向けであるからこそしっかりとしていなくてはならない。
ボー・ブリッジズ演じる歴史学の大学教授が、2人の娘とともにファンタジーの世界に迷い込み、その世界を救うという物語。妹を演じるシャンタル・コンリンは、『ミッション・トゥ・マーズ』で、ゲイリー・シニーズの(亡くなった)奥さんの子供の頃を演じていたようだ。姉を演じるのはヘザー・マクユーエン。
やはり『ロード・オブ・ザ・リング』のSFXを見てしまったという事実は重く、糊で貼り付けたような耳のエルフやドゥウォーフには失笑するしかなくなっている。
2002/8/14