ジェラティノス

Project V.I.P.E.R.

Jay Andrews / Patrick Muldoon,Theresa Russell / 2002

★★

ダメなB級映画なんだが

 ジェイ・アンドリュース(別名ジム・ウィノースキー)監督作品(『クラッシュポイント・ゼロ』『ブロンド・イグニション』のB級SFクリーチャー映画。邦題の『ジェラティノス』は意味不明。映画の中では"Viper"、すなわち「バイパー」と呼ばれているクリーチャーが、字幕ではなぜか『ジェラティノス』になるという、『バタリアン』級のバカ邦題である。でも、もともとなぜ"Viper"なのかもわからないので、どうでもいいとは言える。

 どうしようもないダメ映画なのだが、テレサ・ラッセルが出ている。DNAにコンピュータ・チップを埋め込んだ(という訳のわからない設定の)Viperを生み出したプロジェクト・チームのリーダーの科学者。このViperが研究所から盗まれ、(撮影が安くあがりそうな)田舎町で巨大化して人を襲う。事態の収拾に向かう、よくわからないエージェントがパトリック・マルドゥーンで、この人はそろそろエリック・ロバーツ級の、「出ている映画はダメ」インディケータになりつつある。

 テレサ・ラッセルは別に脱がないけれども(シャワーを浴びた後のバスタオルを体に巻いたシーンはある)、『ワイルドシングス』のような荒れた感じではない、普通の中年女性の色気を出していて、いちおうは満足した。思わぬ収穫が、科学者チームの2人の女性、すなわちSidを演じるタマラ・デイヴィスと、ダイアンを演じるリディ・デニエだった。NASAに秘密プロジェクトに関わっている科学者という感じがぜんぜんしないB級っぽい「美人女優」で、特にリディ・デニエは、演出があまりにも冴えないので可哀相なシーンが多かったが、なかなか頑張っている。

2002/8/14

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