ホーム・フォー・ザ・ホリデイ

Home for the Holidays

Jodie Foster / Holly Hunter,Robert Downey, Jr,Anne Bancroft,Charles Durning,Geraldine Chaplin,Steve Guttenberg / 1995

★★★

その楽観的な態度が痛々しい

 ジョディー・フォスター監督の2作目。第1作の『リトル・マン・テイト』と同じような感じの、楽観的な姿勢が痛々しい映画である。今回は、本人は出演していない。

 ホリー・ハンターがサンクスギヴィングのために実家に帰る。両親はチャールズ・ダーニングとアン・バンクロフト。叔母がジェラルディン・チャップリン。弟がロバート・ダウニーJr。まあそういうちょっとみえみえのキャスティング(妹の夫がスティーヴ・グッテンバーグというところが意外な感じだが、最近の彼はシリアス路線が多い。それがまた痛々しいんだが)。でまあ、クレイジーな家族で、騒々しいやり取りの中にほろりとした心情があるというきわめて反動的な映画で、なんというか、個々の役者がそれぞれの見せ場が来るのを待っていて、「はい、私の出番です。思い切ってやります!」という感じで鬱陶しい。こういうのを見ると、『バックマン家の人々』(ロン・ハワードの唯一の見られる映画)なんかも懐かしく思い出される。

 『ジョー・ブラックをよろしく』の項で言及していることに関連して。たしかにこの『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』が普通の娯楽作品として良くできていることは認めざるをえないけれども、このジョディー・フォスターという人が根本的に映画の力を信じていないということが透けて見える以上、私は『ジョー・ブラックをよろしく』の方を支持したい。

1999/11/14

IMDBの該当ページへ

検索ページへ 目次へ 前へ 次へ