パニック・イン・ザ・ダーク

Dark Descent

Daniel Knauf / Dean Cain,Scott Wiper / 2001

★★★

チープ

 監督のダニエル・クナウフは、別名ウィルフレッド・シュミット(Wilfred Schmidt)。これが初監督作品のようだ。United Film Organization製作。

 ディーン・ケイン(『アイスランド』)が、今度は深海にある鉱山の居住区で連邦保安官として勤務している(ちなみに、『アイスランド』の監督だったフィリップ・ロスが、本作の製作と脚本に関わっている)。そこで悪い犯罪者と対決するという、明らかに西部劇の決闘物を意識した映画。これが予想以上に面白い、というか、UFOの作品としては非常に良い方なんではなかろうか。もちろん、普通に面白い映画を期待してもらっては困る。念のため。

 それにしても、本作と『アイスランド』は同じセットを使っているような気がする。そこが南極の監獄であれ、深海の居住区であれ、登場人物たちはほとんどの時間を、パイプがあちこちに走っている狭い通路の中か、どうってことのない普通の部屋の中で過ごすわけである。ただし本作の方が、孤立した環境とその構造の特質を、『アイスランド』よりは有効に活用している。

 共演に『ハード・トゥ・ダイ』で注目したスコット・ワイパー。そこそこの見せ場を貰っていた。それ以外の役者は、大部分が姓の末尾に"v"が付くロシア人。舞台となる鉱山居住区の暑苦しさにリアリティが出るというポジティブな効果があったような気がする。

2002/9/3

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