ロード・トゥ・ヘブン

True Women

Karen Arthur / Dana Delany,Anabeth Gish,Angelina Jolie,Rachael Leigh Cook,Michael York / 1997

★★

判断不能のインチキ商法

 アメリカのTVムービー。監督のカレン・アーサーはTVムービー専門の人のようだ。邦題の意味はよくわからないが、原題の"True Women"は、これがフェミニズム系の西部劇であることを示している。なおオリジナルは170分の長さで、日本で流通しているものはDVD/ビデオともに120分の長さにカットされており、名場面集のような感じになっていた。

 西部開拓において女性が果たした役割を見直すという趣旨の作品。製作は1997年で、DVD/ビデオのパッケージに大きく写真が載っているアンジェリーナ・ジョリーとレイチェル・リー・クックにとってはキャリア初期の作品である(レイチェル・リー・クックがアンジェリーナ・ジョリーの「子供の頃の役」で出ていると聞けば多くの人が驚くであろう)。なお、クレジットの順序はダナ・デラニーが1番、アナベス・ギッシュが2番であり、この2人の役に焦点が当てられている話であるはずなのだが、日本版では日本でいま人気のある上記2名の登場シーンを優先して収録した可能性がある。その結果、「ストーリーがよくわからん」状態になっている。

 アンジェリーナ・ジョリーはこの時点ですでに凄い存在感。レイチェル・リー・クックは、まだ可愛さとあどけなさがいい感じで残っている段階で、素直に美しい子役と認定できる(ちなみに、翌年の出演作が『ガールズ・ルール! 100%おんなのこ主義』)。

 おそらく元の170分のバージョンを見ても面白くはないとは思うが、この120分のバージョンには、この2人の若い頃の姿が見られるというぐらいの意味しかない。こういうことやってると、ほんと、いつか消費者にそっぽを向かれるぞ。

2002/9/16

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