ソード・オブ・ザ・ファンタジー

Lenya: Die grosste Kriegerin aller Zeiten

Michael Rowitz / Anja Knauer,Hendrik Duryn,Sonja Kirchberger,Susanne Bormann / 2000

★★

かなりタルいファンタジー

 ドイツのTVムービー。監督のミヒャエル・ローウィッツは、面白かった『異常心理分析官』と、がっかりした『デスゲーム』の人。どうやら『異常心理分析官』がフロックだったみたいだ。原題の"Lenya - Die grosste Kriegerin aller Zeiten"は、英語に直訳すれば"Lenya - The greatest warrior of all times"(ただしwarriorの部分は「女戦士」)。「レーニャ」は、その女戦士の名前である。

 キリスト教化されようとしている時期のゲルマンの民と神が登場する剣と魔法のファンタジー。レーニャはオーディンがヴァルキューレとの間にもうけた子であり、剣を手にとってキリスト教の手先とそれを操る悪の魔法使いを撃退する。とまあ面白くなりそうな設定ではあるのだが、話がチャチすぎるだけでなく、大昔のゲルマン人が現代的なドイツ語をペラペラと喋っているのに違和感があった(ちょっとだけ擬古調が入っているのがかえって不自然)。

 トニー・スコット調の無意味に動くカメラの垂れ流し。思い起こせば『異常心理分析官』にもそういう部分があったんだが、こちらは最初から最後までそれで埋め尽くされている。

 主人公を演じるのはアーニャ・クナウアー。その妹を演じるのがズザンネ・ボアマン。どちらも20歳そこそこの年齢の割にはしっかりしている。アーニャ・クナウアーはもうちょっと剣の練習をした方がよかった。その他、悪の魔法使いをソニヤ・キルヒベアガーが熱演している。『CLUBファンダンゴ』のコリンナ・ハーフォーフと同じ、中年女優の体当たり演技である。

2002/10/26

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