バンド・オブ・ブラザース

Band of Brothers

Various / Damian Lewis,Ron Livingston / 2001

★★★★

愛国心醸成映画

 HBOのTVミニシリーズ。スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスの『プライベート・ライアン』コンビが、ノルマンディー上陸作戦における空挺部隊の活躍を描いたスティーヴン・アンブローズの原作をミニシリーズ化したもので、各1時間のものが10エピソードある。今回は最初の2エピソードが入った1枚目のDVDを見た。第1話をフィル・アルデン・ロビンソン(『フィールド・オブ・ドリームス』など)、第2話をリチャード・ロンクレイン(『リチャード三世』(1995)など)が監督している。

 『プライベート・ライアン』よりもリアリズム指向のしっかりとした作りで、安心して見ていられる。90年代から始まっていた、アメリカ人の愛国心を再確認する流れの中の1本として位置づけられるだろう。とりあえず全部見るつもり。

 主演の中尉役にTV中心のダミアン・ルイス。情報将校の役に傑作『リストラ・マン』の主人公、ロン・リヴィングストン。

2002/11/8

 最後まで見た。エピソードごとに出来不出来があるのだが、デヴィッド・リーランド(『スカートの翼ひろげて』(1998)、『スピリット/傷だらけの栄光』(1990)など)監督の第6話と、デヴィッド・フランケル(『マイアミ・ラプソディー』(1994)、『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』)監督の第7話が素晴らしい。特に、衛生兵(medic)に焦点を当てた第6話は、TVシリーズの1エピソードという枠を超えた、戦争映画の大傑作である。いやむしろ、その抑制した演出は、TVシリーズの1エピソードとしてしか実現不可能であるかもしれない。とにかくこの2つがあまりに凄いので、★3つから★4つに格上げすることにした。

 なお次点として、ミカエル・サロモン(『生存者』『フラッド』)監督の第3話も良い。最悪だったのは、トム・ハンクス監督の第5話。

2003/1/18

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