チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー

武状元蘇乞兒(Miu chong yuen so hat ngai)

ゴードン・チャン / チャウ・シンチー、ン・マンタ / 1992

★★

まあ普通か

 『少林サッカー』が面白かったので、チャウ・シンチーの過去の作品を見てみようと思った。

 マヌケな広東将軍のどら息子チャウ・シンチーが、北京に出て武道大会に出場し、ペーパー試験での不正がばれて乞食に身を落とす。落ちぶれたときの描写は『食神』よりも徹底している。

 ワイヤーを中途半端に使ったアクションが、見ていてあまり楽しくない。超自然的な力を操る悪玉との最終対決も、あまりよく練られておらず、最後にはウルトラマンと怪獣の戦いのような状況になる。

 ところで本作のチャウ・シンチーも、映画前半ではダメなのが後半になって目覚めるというキャラクターを演じているのだが、前半のダメさかげんが『少林サッカー』や『食神』と比べるとかなり手ぬるいのが興味深い。自ら監督業も行うようになって、もっともっとダメな奴を演じたいという欲求が解放されたのだろうか。

2003/2/11

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