バイオハザード

Resident Evil

Paul W. S. Anderson / Milla Jovovich,Michelle Rodriguez,Eric Mabius,James Purefoy / 5

★★★★★

「ゾンビ」以来の感動

 ポール・W・S・アンダーソン製作・監督・脚本(『イベント・ホライゾン』『ソルジャー』)。カプコンのアクション・アドベンチャー・ゲームの映画化。私はシリーズ作品のをどれかを買ってみたことがあるが、操作性が悪くて(または自分が鈍いせいで)途中でプレイを放棄した。

 ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』以来の感動だった。後半に入ってちょっとダレるが、エンディングでぴしっと決めてくれるので、鑑賞後は爽快な気分になれる。ポール・アンダーソンという人にこのような切れのいい映画を作るセンスがあるとは思っていなかった。『イベント・ホライゾン』も『ソルジャー』も、どちらかといえば浪花節の映画である。そのような人が無理して今ふうのちゃかちゃかした編集や細切れの音楽や妙なカメラ移動を取り入れたが、ぎりぎりのところで踏みとどまって、ちょうどいい按配になったということだろうか。

 主人公のミラ・ジョヴォヴィッチは、いままでいいと思ったことがなかったが、本作では完璧に近い。最後の病院のシーンや、それ以前でも何度か聞かせてくれる、普通の映画俳優の口からはめったに出てこない奇怪な叫び声がキュート。一方、2番目にクレジットされているミシェル・ロドリゲス(『ガールファイト』『ワイルド・スピード』)は完璧である。こちらの方は、『エイリアン2』のヴァスケスを演じたジャネット・ゴールドスティン以来のパワルフさで、今後この人にこれ以上の当たり役がありうるのか心配になるぐらいだった。

 細かいことを言えばいろいろと不満はあるし、原作ものであるがゆえの不自由さも見えたのだが(妙なモンスターが興ざめだった)、とにかく前半の楽しさで全部許す。この印象は、続けて『ゴースト・オブ・マーズ』を見たせいでいっそう強化された。

2003/2/28

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