ジャスティス

Hart's War

Gregory Hoblit / Bruce Willis,Colin Farrell,Terrence Howard,Marcel Iures / 2002

★★★

惜しいところ

 グレゴリー・ホブリット製作・監督(『悪魔を憐れむ歌』『オーロラの彼方へ』)。ジョン・カッツェンバックの原作(未読)の映画化。

 第二次世界大戦時のドイツの捕虜収容所を舞台にした軍事裁判もの。ストーリーには意外な捻りがいくつかあって面白いのだが、途中から説得力が失われた。主役級のブルース・ウィリスとコリン・ファレルにはカリスマがない。しかし、収容所の所長を演じるルーマニア人のマーセル・ユーレス(『ピースメーカー』)が素晴らしいのである。この人があまりに見事なので、ついつい主人公だと思いこんでしまったのがいけなかったのだろうか。エンディングに向けて、「あれ? これでいいの?」という感じのストーリー展開になった。

 映像の作りは重厚で見事である。で、たまたま直前に見た『サイン』と比べると、やっぱりブルース・ウィリスの軽みは貴重だと思ったことだった。映画が深刻にならないで済んでいるもんね。もっともそのことが最後の最後になって逆噴射するんだが。

2003/2/28

IMDBの該当ページへ

検索ページへ 目次へ 前へ 次へ