ディアブロ 悪魔生誕

Calling,The

Richard Caesar / Laura Harris,Richard Lintern,Francis Magee / 2000

★★

雰囲気は出ていたが、いまひとつのオカルトもの

 監督のリチャード・シーザーはドイツ人なので、リヒャルト・カエサーと読むのが正しいのかもしれない。これが監督第一作のようだ。アメリカとドイツ資本で、使用言語は英語、舞台は英国のマン島のオカルト映画。

 主役のローラ・ハリス(『パラサイト』『ラスト・チャンスをあなたに』、TVシリーズ『24』の2002年のシーズンに出ているようだ)を目当てで見た。ちなみに『パラサイト』を最近再見したのだが、記憶にあるよりもずっと良い映画だったのでレーティングをアップグレードしている。

 アメリカ人の女の子が、人生の転機を求めて赴いた英国で知り合った紳士が、実はマン島で悪魔崇拝をやっていた。彼女は結婚式の日に悪魔の子を妊娠してしまう。その子が育つにつれ、本性が明らかになっていく。「田舎に引っ越した都会人の災難」および「土着信仰の恐怖」ものと、「ローズマリーの赤ちゃん」と「オーメン」の混合物。

 マン島のおどろおどろしい雰囲気、子供の不気味さ、主人公の感じる恐怖など、狙いはわかるもののいずれも一級品のレベルには達しておらず、全体として、ローラ・ハリスの頑張っている様子を楽しむのがせいぜいの映画となっていた。彼女自身はそれほど悪くないのだが、未来から振り返ると、たぶん若い頃に間違って出た映画の1つと認識されることだろう。というか、そうであって欲しい。『パラサイト』の彼女は素晴らしかったのだから、今後を期待したい。

2003/4/26

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