マテリアル・ウーマン

Saving Silverman

Dennis Dugan / Jason Biggs,Steve Zahn,Jack Black,Amanda Peet,Neil Diamond / 2001

★★★★

思わず笑ってしまったことを否定できない

 監督のデニス・デューガンは、どうしようもなかった『ビッグ・ダディ』の人。本作はしかし人情路線ではなく、徹底的に下品さを追求している。

 悪い女アマンダ・ピートに引っかかったジェイソン・ビッグスを救うためにジャック・ブラックとスティーヴ・ザーンが奮闘する。この4人(およびその他の役者たち)の活きと思い切りの良さが半端なものではない。ジャック・ブラックは『ハイ・フィデリティ』『愛しのローズマリー』などの路線を突き進んだやつという感じだけれども、スティーヴ・ザーンの方は、本作と前後して『サンキュー、ボーイズ』『ロードキラー』などのややシリアス路線もやっていることを考えると、その才能に感嘆するしかない。アマンダ・ピートは『ハイ・クライムズ』はもちろん、『隣のヒットマン』よりも見せ場の多い、徹底して悪い女を演じて説得力がある。

 男たち3人が、コピー・バンドを作っているぐらいのニール・ダイアモンドの熱烈なファンであるという設定から、あまり論理の筋道の通らない理由でニール・ダイアモンド本人がゲスト出演している。よく出演を承諾したものだと思うが、脚本段階ではこれほど下品じゃなかったのかもしれない。なお、コピー・バンドの演奏場面にはけっこう説得力がある。

2003/6/6

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