クォーターリー・レビュー: 2001年度第3四半期

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概要

2001年度第3四半期の読書メモへの登録件数は59件で、1か月に平均19.7件。映画メモへの登録件数は45件で、1か月に平均15件。どちらも大幅に減少した。これは、7月に発売されたゲーム『ファイナルファンタジーX』を皮切りに、久しぶりにゲーム熱が高まって、以降『リリーのアトリエ』、『決戦2』、『真・三國無双』、『エクストリーム・レーシングSSX』、『シャドウ・ハーツ』、『7(セブン) モールモースの騎兵隊』と、プレイステーション2用のタイトルをプレイし、アーケードの『バーチャファイター4』に手を出し、さらには『真・三國無双2』も手を出しているためである。特に映画メモの更新は7月中旬から1か月半ほど停止していた。

サイトの開始時からの累積件数は、読書メモ(98年3月に開始)では1079件、1か月に25.7件。映画メモ(99年10月に開始)では579件。1か月に24.1件。映画メモが2周年を迎えた。

読書メモの59件のうち、フィクションが4件でノンフィクションが55件。ノンフィクションへの偏りが進行した。評価は、5点が6件、4点が17件、3点が16件、2点が12件、1点が4件。

映画メモの45件のうち、5点が2件、4点が15件、3点が7件、2点が14件、1点が7件。4点が多い。

mp3.com鑑賞メモは、1999年の11月を最後に更新していない。

その他のコンテンツの追加はなかったが、更新記録に上記ゲームの感想を簡単に書いている。

読書メモ

全般

今期はすべて日本語の本。

フィクション

4冊のフィクションのうち、5点はおろか、4点のものもないという惨状だった。『シーファイター全艇発進』が3点だが、これはシリーズものを惰性で読んでいるという面もある。

ノンフィクション

59冊のノンフィクションのうち、5点を付けたのは6件。

『ことばはどこで育つか』は、発達心理学を専門とする心理学者が、言語の生物学的基盤についての論争を紹介し、生成文法の立場を生産的な態度で批判している。

『日本の戦争責任をどう考えるか』は、アジア・パシフィック地域の「歴史和解」の必要なケースを7つ取り上げた「歴史和解ワークショップ」なるもののプロシーディングスで、タイトルはミスリーディング。財団主催の実務家中心のワークショップなので、そこで語られる言葉はきわめてリアリスティックである。

『新世紀未来科学』は、「未来的」な科学を扱ったSF小説と、それらの科学の現在の進展状況を紹介するという企画。昔からのSFファンは、わくわくする気持ちで読めると思う。

『北から見直す日本史』は、北海道の中世都市の考古学的研究を扱ったシンポジウムの報告書。特にアイヌに関する研究の進展具合が面白い。

『ファストフードが世界を食いつぶす』は、歴史に名が残るのではないかと思う力作のルポルタージュ。

『文学部をめぐる病』は、ドイツ文学者の戦争協力という問題を中心に、20世紀日本の「文学部」的な知識人のあり方を論じる面白い本。

映画メモ

45件のうち、5点を付けたのは2本。両方ともアン・リー監督作品なのが何とも言えず。別にファンではないんだが。

『グリーン・デスティニー』は、伝奇アクション映画。とにかくチャン・ツィイーが宙を舞う姿が美しい、初めてのまともなハリウッド映画と香港映画の合体物。

『楽園をください』は、アメリカの南北戦争を題材にした耽美派同性愛映画っぽい作品。とにかく美しくかっこいい。

今後の見通し

ゲーム熱をなんとかして冷ますのが急務。

書籍のフィクションの分野で、日本人作家と、日本に紹介されていないアメリカのエンタテインメント作家という2つのテーマを、もう少し追求してみたいと思っているのだが、当期はまったく手を出せなかった。

ノンフィクションの分野は、(1) グローバリゼーションとアメリカの行方、(2) 外国人が日本語で書いた本、(3) 科学技術の進歩による人間の変容、あたりの大きなテーマを今後も追っていく予定。映画評論には手を出せなかった。

映画は、まあこの調子でやって行こう。旧作を見直すという企画もやってみてもいいかなと思っているのだが、どうなるかはわからない。

検索機能関連の試行錯誤は中断している。時間的に余裕ができるまで先延ばし。

全文検索は、ローカルなステージング・サーバーではNamazuを使って実現しているが、現在のホストで効率的に運用するのは難しそうだ。ホストの移転も含めた長期的な課題。

中期的計画(1年ていどのスパン)

長期的計画(数年ていどのスパン)

2001/10/17

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