クォーターリー・レビュー: 2002年度第1四半期

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概要

2002年度第1四半期の読書メモへの登録件数は60件で、1か月に平均20件。映画メモへの登録件数は66件で、1か月に平均22件。前四半期と比べると多い。

サイトの開始時からの累積件数は、読書メモ(98年3月に開始)では1190件、1か月に24.8件。映画メモ(99年10月に開始)では685件。1か月に22.8件。

読書メモの60件のうち、フィクションが7件でノンフィクションが53件。ノンフィクションへの偏りが続いている。評価は、5点が9件、4点が23件、3点が15件、2点が10件、1点が3件。点は高い方に偏っている。

映画メモの66件のうち、5点が5件、4点が12件、3点が20件、2点が18件、1点が11件。

mp3.com「鑑賞日記」なるものを開始。アーティストとサイトを91件紹介した。ただし3月後半以降はペースが落ちている。

その他、「邦題考6」を追加した。

読書メモ

全般

今期は英語の本が6冊。下で取り上げるもの以外では、"Nigger"という言葉の使われ方を論じた『Nigger』、CBSの左傾化を嘆く『Bias』、カール・ハイアセンのハードボイルド『Basket Case』、オースン・スコット・カードの『Shadow of the Hegemon』がある。

フィクション

7冊のフィクションのうち、5点を与えたのは、デヴィッド・ウィルツの新作『故郷への苦き想い』、トマス・ペリーの新作『Pursuit』、ブライアン・フリーマントルの新作『待たれていた男』。ベテランの新作にクオリティの高いものがあったということになる。一方、上に記したハイアセンとカードの新作はあまり良くなかった。

ノンフィクション

53冊のノンフィクションのうち、5点を付けたのは6件。これは相対的に少ない方である。

『アラーが破壊した都市』は、現代的なアマチュア考古学の話で、手に汗握る内容。

『橋はなぜ落ちたのか』は、橋などの大きな建造物の工学を扱った科学技術史の力作。

『漱石のロンドン』は、漱石が滞在していた頃のロンドンと英国の状況を紹介する連作エッセイ。

『いま、歴史問題にどう取り組むか』は、ポスト冷戦の日本の安全保障を考える上で、その内容に賛成するかどうかは別として、重要な本である。

『See No Evil』は、元CIA局員による驚くべき告発本。面白い。

『日本語と韓国語』は、この2つの言葉をさまざまな側面で比較する柔らかい本。

映画メモ

66件のうち、5点を付けたのは5件。

『シュレック』は、フルCGIアニメーションが一歩前進したと思わせる魅力的な作品。

『ガンシャイ』は、サンドラ・ブロック製作のブラック・ユーモアに満ちたサスペンス映画。

『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ』は、クレイ・アニメーションの傑作。

『小さな目撃者』は、クラシカルなハリウッドのサスペンス映画の模倣。

『反則王』は、日本の80年代の映画を思わせる韓国映画。

今後の見通し

書籍のフィクションの分野で、日本人作家と、日本に紹介されていないアメリカのエンタテインメント作家という2つのテーマを、もう少し追求してみたいと思っているのだが、当期はまったく手を出せなかった。その代わり、すでに日本に紹介されている作家の新作に当たりが多くなっているように思う。

ノンフィクションの分野は、(1) グローバリゼーションとアメリカの行方、(2) 外国人が日本語で書いた本、(3) 科学技術の進歩による人間の変容、あたりの大きなテーマを今後も追っていく予定。映画評論には手を出せなかった。

映画は、まあこの調子でやって行こう。旧作を見直すという企画もやってみてもいいかなと思っているのだが、どうなるかはわからない。

 データベースをMicrosoft AccessからSQL Serverへと移行し、サイト構築プログラムをVisual Basic for ApplicationsからVisual C#へと移植した。

検索機能関連の試行錯誤は中断している。本年度はサイトのユーザビリティの向上を検討したいと思い、「更新記録」でコメントを求めたところ、いろいろなアドバイスをいただくことができた。それらをゆっくりと時間をかけて実現していきたいと考えている。

全文検索は、ローカルなステージング・サーバーではNamazuを使って実現しているが、現在のホストで効率的に運用するのは難しそうだ。ホストの移転も含めた長期的な課題。

中期的計画(1年ていどのスパン)

長期的計画(数年ていどのスパン)

2002/4/25

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